クラウドを永続的なストレージに出来るか

iCloudDriveやOneDriveなどのクラウドストレージをNASというかファイルサーバ的に使えないか、何度目かの検討中。今使っているMacBook Proのパワー不足を感じていて、これを買い換えた時に内蔵ストレージをそんなに贅沢に出来ないよなという事から考え始めていた。
 
今使っているMacBookは13インチ Mid2009。最初は160GBのHDD、次に128GBのSSD。そして結局容量不足を感じて1TBのHDDになっている。NASや外付けストレージを考えたりしたものの、でかい単一ストレージの使い易さには及ばないし、ノート型でも1TBくらいは安価に搭載できる時代になっていた。
 
そもそも何が容量を食っているかというと、システム以外で写真が100GB、音楽が30GB、その他のファイルが100GBってところ。VMWare仮想マシンファイルなんかも大きい。そしてそれらのファイルをTimemachineを使って2TBの外付けHDDに一週間に1回くらいバックアップしている。まとめて全部、両方同時に壊れないかぎりはだいたいオッケーというバックアップの運用だ。
 
今のMacBookProのラインナップを見ると、13インチだともうHDD(Retinaでない)モデルは例外扱いで、SSDが標準。でもって容量は128GBとか256GBだ(モデルとカスタマイズによってはSSDで1TBなども選べるが、とんでもない値段だ)。そして割高。そんなんで写真と音楽だけで130GBを消費するんじゃどうにもならない。そこでまたNASとかファイルサーバを考えるんだけど、常に稼働させるほどの使用率じゃないし故障対応まで考えると今の使用方法から考えて大げさなシステムになってしまう。RAID1の出来合いのNAS製品を稼働させておくだけでも過剰な感じ。
 
そうやって思い至ったのが昨今、料金的にもリーズナブルになってきているクラウドストレージ。一般的な利用方法としてはローカルとの同期を行ってファイル共有、ミラーリングが主な最近だと思われるが、そろそろ永続的な保管場所としても考えてもいいのかなと思ったわけである。実際のところDropboxがデータ消失を起こしたこともあったり、これらのクラウドストレージはローカルに必ずデータをバックアップしておくというのが現状の常識だろうけど、いま突然楽観的に! 消えてもプライベートな思い出程度というところもある。
 
ちょっと調べたところ、簡単に大容量を使うなら以下の様なカンジ。自分の目的に鑑みて大体200GBくらいの容量を安価に確保することを目的に考えてみた。音楽ファイルはよく使うのでローカルに置き、まずは過去の写真ファイルをローカルから追い出すことを想定した。その写真を使いたい時はローカルに持ってくる感じで。
Microsoft OneDrive
Windowsなら標準で利用可能。100GB追加で月間190円。200Gでも380円。許容範囲な安さ。というか安い。年間4,560円ならとても安い。基本は同期利用だけど、ブラウザから等、そうでない使い方もそれなりに出来そう。
Apple iCloudDrive

200GBのプランで月間400円。これも許容範囲な安さ。Macユーザで写真管理アプリのPhotosを使うなら意識せずに利用出来るので使い勝手も悪くない予感。どうにも理解不能なところがあったiCloudから「iCloudDrive」になったことでフツーな使い方が出来るはず。多分。iTunes Matchも込みなプランなら最高なんだけど。

Dropbox
お馴染み。今現在でも家族間でとても便利なファイルサーバとして利用させていただいております。こちらは1TBのプランで1,200円。高いけど本格的に使うなら割安。クライアントアプリを使った同期的な使い方以外の場合に使い易いか不明。
box
Dtopboxに似た感じ。Box Syncアプリを使えば同期的な利用方法だけどブラウザから使えばそうでない使い方も出来る。個人的使用なプランだと100GBまで? キャンペーンを利用して無料で50GBまで使えるようになっているので、その点では便利に使わせて頂いております。boxはサードパーティアプリの充実が特徴なので対応する写真管理アプリもあるかもしれない。
 
と列挙し整理してみて、とりあえずiCloudDriveで200GB追加して試してみようかな〜という気になっている。Photosの使用前提。あとはAppleはなんかあってもすぐにはアカウント凍結とかしない、されてもGoogleよりは柔軟に対応してくれるかなと。